同居している社会人の息子に、生活費のことをどう切り出せばいいんだろう…?
「50代主婦」「同居息子」「生活費を入れてくれない」。。
この言葉を、誰にも相談できずに、こっそり検索していませんか?
実は、私もそうだったんです。
私の場合。
家計管理をする私には、金銭的な不安がどんどん募るのに、なかなか長男に言い出せない。
関係が壊れるのが怖くて、毎日モヤモヤしていました。
そんな私を救ったのは、
でした。
これは、甘やかしや子離れの問題ではなく、
「家族の経済ルール」と「新しい親子関係」の問題です。
長男に切り出すまでに、涙が出るほどの心の葛藤がありました。
でも、勇気を出したら、拍子抜けするほど簡単に解決したのでした。
その経緯をすべてお話ししますね。
なぜ「言えない」のか?私の深い後悔と葛藤
胸の奥に抱える50代主婦の悩み

どんどん物価が上がり、出費が増えて、うちの家計はとても苦しい。
なのに、それを知ってか知らずか、息子は、電気や水道の使い方が無頓着。
節約の意識がないみたい。
高額な車のパーツも買い放題で、私はそれを目にしながらため息をつく。
不満はあるけど、胸の奥に押し殺し、「息子の機嫌を損ねたくない」と思ってしまう。。
このモヤモヤは、きっとあなたにも共感してもらえるはずです。
なぜ、息子に、当たり前のことを言えないのだろう?
私は、心に渦巻いている感情をひたすら書き出してみました。
「子育てへの後悔」という壁
私の場合ですが、原因は「子育てへの後悔の念」が深く関係しているのでは?と思います。
私は子育て真っ最中のとき、フルタイムの会社員で残業や出張が多く、家を空けがちでした。
子供たちが可愛い盛りのときに、十分に関わってあげられなかったという後悔の念が、今も私の心に影を落としているんだろうと。

もしかして、その反動で私は息子に甘いのか?
子離れができていないのでは?と自己嫌悪に陥りながらも、
「厳しく言って、息子を傷つけたくない」という無意識のブレーキをかけてしまっていました。
夫との会話:家計管理は私任せ
長男と家計について話し合いができていない、
この状況を、なんとか打開しなければ。
とりあえず私は夫に、長男からお金をもらえていないことを打ち明けました。
夫から長男に言ってもらいたかったのです。
でも、夫は嫌がりました。
「それだと私が夫に長男の愚痴を言っていると思うだろう。
それは避けたいから、長男に言うのは私がいいのではないか」と。
そもそも、夫もあまりお金の話はしたがりません。
家計が切迫していることを話しても、機嫌が悪くなるのです。
「俺の稼ぎが少ないとでも言うのか?」と。
結局、家計管理は私任せ。

モヤモヤが増すばかり。。
我が家の複雑な事情:「同一家計」が作った壁
我が家の事情が少し特殊だったことも、問題の根を深くしていました。
この事情を改めて自分なりに整理して、見つめ直すことで、「息子が悪いわけではない」と少し冷静になれました。
「専従者だった過去」が作った生活費の概念
夫と息子は同じ内装業の自営をしています。
もともと息子は夫の専従者(家族従業員)でした。
息子が専従者だったときは、当然、息子に専従者給与を渡していました。
そのため、息子には「生活費を入れる」という概念がなかったのかもしれません。
同居のスタートが「同一家計」だったため、息子も私もその意識が希薄だったのです。
親の負担は重い、経済的事実。
ですが、現実の家計は厳しさを増していました。

息子が個人事業主として独立したことで、「大人同士」の経済的な線引きを、今こそしなければならない!
と、私は決意しました。
勇気を出して伝える:拍子抜けするほど簡単な解決
自分の感情とは別に、家計が切迫してきた「事実」を前にして、私は腹をくくりました。
「無職の負い目」から「自立した妻」への切り替え
正直、私は無職の負い目が少しありました。
しかし、今のわたしは「資産運用で将来の生活が楽になるように取り組む」という確固たる目標を持っています。
そして、資産運用の手法を身につけて、少しずつ実績も出てきています。
この「私も将来に向けて頑張っている」という自信が、「長男に家計のことをはっきりと言うんだ」という決意をくれました。

穏やかに「話のついで」に切り出す
長男には、感情的に訴えるのではなく、穏やかに、そしてあくまで「話のついでのように」切り出すことにしました。
息子は自営業者で、私が経理の仕方を教えているタイミング。
これが絶好の機会でした。
私は長男に、家計の切迫した状況を淡々と伝えました。
息子からの明るい返答と、一気に解消したモヤモヤ
私がどれだけ思い悩み、モヤモヤしていたか。
そんなことは、息子には全く関係ありませんでした。

長男の返答は、拍子抜けするくらい明るかったんです。
長男は、私が恐れていたような「機嫌を損ねる子ども」ではなく、
社会の常識を理解した大人になっていたのです。
その月から、長男はきちんと生活費を入れてくれるようになりました。
まとめ:親子の関係も、日々学びなんです
モヤモヤが一気に解消した瞬間でした。
同時に、この経験から、私たち親子の関係に大切な「学び」を得ました。

自分の可愛い息子には変わりないけれど、
社会的なことや、当たり前な生活状況については、大人同士の会話をすること。
この切り替えが大事だったんですね。
50代になっても、今現在の子供との関わりは初めてのことです。
子育てへの後悔からくる「甘さ」や「厳しく言えない壁」に悩む必要はありません。
自分の家計の状況を正直に、冷静に伝えるだけで、息子は「大人」として受け止めてくれました。
もし、あなたも今、私と同じようにモヤモヤを抱えているなら、
「大人同士の対話」に切り替える勇気を出してみませんか?
その一歩が、「将来の安心できる暮らし」へとつながる、確かな軌跡になるはずですよ。